2020年12月5日（土）、12月例会は「ビジネスチャンスとしての社会課題解決～それぞれの立場でできること～」をテーマにヤングリーダー講演として実施しました。
当日は、大阪府協会員に限らず、多種多様な年齢層、職業の方から100名近いお申込みをいただき、テーマへの関心の高さを物語るものでした。
松尾代表の挨拶後、中村 多伽様（株式会社taliki 代表取締役 CEO）からご講演いただきました。京都大学在学中にカンボジアに2校学校を建設したものの、根本的な解決にならないと悟ったこと。社会課題を解決するプレイヤーの絶対数を増やす重要性を痛感し、そのための人材を育て、起業を促進する企業を立ち上げたこと。これまでに100事業以上の起業家の支援に携わってこられたご経験などについてお話しいただきました。
パネルディスカッションでは、参加者同士のグループワークで出た質問をもとに、青年部の上村と太田がモデレータとして中村社長のエピソードやお考えを深掘りしました。中村社長には、飾らない語り口の中にキラリと光るワードセンスで豊富なご経験やお考えを語っていただき、参加者全員にとって学び多き時間でした。
慣れないリアルとオンラインの同時開催となりましたが、お集まりいただいた皆さまの温かさに支えられ、最後まで無事に開催することが出来ました。今回、新たな試みとして画面上にリアクションやコメントの流れるツールをZoomと組み合わせて使用したところ、オンラインと会場の一体感が感じられたと好評でした。 開催後のアンケートでは、「中村社長の『人の喜ぶ顔が見たい』というお話に、人の幸せの原点を感じ衝撃を受けた」「お人柄はもちろんながら、ぶれない姿勢がとても立派だと感じた」といった中村社長への共感の声が多数寄せられた他、「画面オフでもコメントでき、全員参加型のイベントでよかった」「若手の社会起業家の話をもっと聞きたい」など、運営面への前向きなご意見もいただきました。
ベテラン診断士からも「自分はオーバーエイジだが、またこうしたイベントを開催してほしい」との声がありました。青年部は若手診断士の活躍の場として位置づけ、入会に年齢制限を設けておりますが、より幅広い世代や様々な立場の方と触れ合う機会として、今後もこのような公開型イベントを企画運営してまいりたいと考えております。
（青年部運営委員 太田 宜志）